看護師・呼吸療法認定士
能島 由美 さん
訪問日
平成19年9月20日（木）
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確かな知識と技術、そして患者さんが「いつ」が一番つらいのかをわかってあげられるため、信頼が厚い。 患者さんのよき相談役である。現在は循環器病棟だが以前は、喘息の治療に関わっていた経験がある。 個人的な指導は可能だがそれでも限界はある。「喘息教室」を開きもっと多くの患者さんに知識を伝達する機会が欲しいという。 以前は、禁煙外来の立ち上げにも関わった経験がという。このバイタリティには頭が下る。
話を聞いていると、とにかく患者さんを乗せるのがうまい。 ピークフローを一緒にしている時に「やった〜！最高記録でました。すご〜い」「お星様つけましょ☆」と常に患者さんを誉めていました。 それでいて、「足はちゃんと床に付けてくださいね」「肩幅まで広げましょう」と見るところはしっかり見ている。 肺機能の検査は、検者の声かけで数字が変わってくると呼吸機能検査の専門家である自治医科大学の宮沢検査技師に聞いたことがある。 そのため、患者さんの本来の力を十分に引き出すことが出来る技術が必要なのだ。 記者である私も呼吸療法認定士であるが、能島さんの技術には舌を巻く。
気管切開をしている患者さんの吸引中。「カフの管理がうまく行かなくて・・・」と頭をひねる。 そんなときでも、患者さんにはやさしく「ごめんなぁ、ちょと痰取らしてなぁ」「つらかったなぁ。もう終わったで」と声をかける。 医療従事者に必要なスキルはいくつもあるが、知識や技術の元になるものとして「やさしさ」がある。 能島さんのような看護師が増えることを心から願う。
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道具を安全にきちんと使えるのも医療従事者の大事な技術。私は、このシステムを知りませんでしたので紹介させていただきました。 積極的に学会などに出かけ、いいものがあれば病棟などに提案する。そんな力も必要です。
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| 今日の担当は、能島さん。ゆっくり話したいとのことでした。 | 昼間も結構忙しかったのに、疲れも見せず、講義開始。 |
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| 教科書の知識だけではなく、臨床で使える講義内容でした。 | 院内の多くの部署からスタッフが集まる人工呼吸ケア勉強会 |
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| 手振りも加えて、わかってもらえる講義を提供 | 臨床工学技士の立場からのポイントも言及 |
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| 能島さんが絶大な信頼を寄せる塩見臨床工学技士 | 研修会が終わってほっと一息、笑みがこぼれる(^^) |
Q；どんな看護にやりがいを感じますか？
A；退院されても尚患者さんがわざわざ病棟まで足を運んで会いにきて下さる時です。
また、日常的なケア一つでも「あなたなら、安心」と言葉をかけてもらえる時。
Q；呼吸療法士もしくは、呼吸療法を目指す人へのメッセージをください。
A；「呼吸」は全ての疾患に関っています。勉強すればするほど楽しいものです。 自分の援助介入一つで患者さんの苦痛が緩和できたり、快方に向かう実感をチームで分かち合えます。 また自分自身の行動から「呼吸療法」に興味を持ってくれるスタッフ、頼りにしてくれる スタッフも自然と増えていきます。 「呼吸・呼吸療法」を勉強し理解をする事は容易では ありませんが必ず「身」にはなるものです。得意分野を少しでも深めていけるようお互い 切磋琢磨できればいいですね。
Q；勤務中に心がけていることはありますか？
A；患者さんの日々の変化ですね。小さな変化も見逃さないように観察しています。 勿論患者さんとの会話も大切にしています。会話の中から得る情報は膨大です。
Q；御自信が喘息と伺いましたが、その経験がどのように役立っていますか？
A；患者さんの程度は様々ですが、「息苦しさ」を共感できます。 その「息苦しさ」をどうやって緩和する（体位などの工夫）のか、 また日常生活指導、服薬指導、家族指導など喘息罹患者の立場・「息苦しさを知っている」 立場から話をする事ができるので、スムーズに指導を受け入れてもらえる事です。
Q；看護師としての目標は？
A；患者さんの「人生の一部」に残るような看護が提供できるようになりたいです。
「エキスパート」に憧れますが、「ジェネラリスト」でありたいです。
Q；10年後の自分は？
A； RNを取得して、RRTの学校に通う、もしくはRRTとして海外での看護活動をしたいと思います。
Q；好きな言葉を教えてください
A；麻の中の蓬・Don’t worry, Just be yourself.
TEL：06-6871-0121 /FAX：06-6871-0130
病床数
医療法承認病床数 343床（一般病床300床/うち開放病床10床、救急病棟31床、ICU12床）標榜診療科
（1）診療科目内科、心療内科、神経内科、小児科、外科、整形外科、眼科、皮膚科、泌尿器科、産科、婦人科、放射線科、耳鼻咽喉科、
リハビリテーション科、歯科、歯科・口腔外科、麻酔科、救命救急センター
（2）専門・特殊外来
内科：消化器科外来、糖尿病、代謝外来、循環器外来
呼吸器外来
外科：乳腺外来、肝臓・胆のう・膵臓外来、大腸肛門外来
胃・食道外来
小児科：乳児健診、予防接種