看護どっと合言葉  > リレーエッセイ  > No.11 禁煙指導者(自称 ^^;) 飛田 和也
皆さん、それぞれの思い、そしてプライドをもってそれぞれの看護を
実践されていることと思います。
第一線で活躍するエキスパートにご登場いただき、その思いのたけを
ぶつけていただきます。
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No.11 禁煙指導者(自称 ^^;)
名前
飛田 和也 (トビタ カズヤ)
禁煙指導者になった年 (始めた時)
2004年 1月28日 特定非営利活動法人
禁煙ネット 禁煙指導講師(初級)認定
所属
水戸済生会総合病院 手術室
禁煙指導者を目指した理由
 19歳からタバコを吸い始め、看護学校を卒業し、病院に就職、循環器病棟で心疾患患者の看護に2年半従事する。 その間父親が心臓病で冠動脈バイパス術を受ける。自分の勤める病院で、自分がお世話になっている医師に手術を してもらい、自分の病棟で、術後管理。今はものすごく元気で困っているくらいだが、術後管理では酸素化が悪く、抜管 まで1週間くらいかかっていた。元喫煙者・生活習慣病の父親と同じものを食べ、同じようにタバコを吸っていればいつ か自分も必ず、血管つまり系の病気にかかることは目に見えていた。 そのような思いと、手術室に勤務になったことが転機となり禁煙に挑戦する。 そして、自らが反対の立場にたつことで、再喫煙の可能性を断ち切ろうと禁煙指導者を志す。
今後の目標
 タバコだけに限らないが、社会の中でどうにもならないこと、どうにもできないことはかなり多い。 しかし、何もしなければその状況に加担しているのと同じであり、環境が不十分な今の職場で今の私ができることを、 可能な限り継続して(細くとも長く)運動していくということ。
 具体的には、
・禁煙指導者発掘・育成
・禁煙教室の充実、他院内禁煙イベントの推進・参加
・院外禁煙講話への頻度を多くし、スキルアップ
・院内の医療従事者への禁煙指導、そのシステム構築
・病院敷地内禁煙推進をアピール
禁煙指導者を目指す方へのメッセージ
 まずは、自分が喫煙者なら、タバコからの離別、卒業する。 吸っていなくとも、吸っていなかったから分からない・興味がないでよいのでしょうか? もし目の前に 「看護師さん、おれタバコやめたいんだけれど」 と相談されたら、自ら適切な禁煙指導ができれば、 それは十分 “看護” と言えます。禁煙活動を通して、自分が成長できたこと、学んだこと、経験したことは数知れず。 一緒に禁煙指導してみませんか???
禁煙指導者やその他の活動に関するお写真があればご紹介ください。
オーストラリア出身で西条市在住の英会話講師
マーク・ギブンスさん(43)が平成18年 4月半ばから、
遍路装束でたばこの弊害や禁煙を訴え、日本を縦断されていた。
そのとき、栃木にて一緒に歩かせてもらった時の記念写真。
禁煙指導者もしくは、プライベートで読んだ本をご紹介下さい。
【編集後記】
 医療従事者が患者さんから教えられるものって多いと思います。その中で「禁煙の必要性」を感じ実践できていること、 さらに自らのスキルアップとそれを広めようとするのは大切なことですね。また、お父様の経験を真摯に受け止め、 実践されているあたりも非常に共感します。これからも頑張ってください。【青柳】
☆ 次は 井坂 健一 様をご紹介 ☆
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