看護どっと合言葉  > リレーエッセイ  > No.12 禁煙指導者(自称 ^^;) 井坂 健一
皆さん、それぞれの思い、そしてプライドをもってそれぞれの看護を
実践されていることと思います。
第一線で活躍するエキスパートにご登場いただき、その思いのたけを
ぶつけていただきます。
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No.12 禁煙指導者(自称 ^^;)
名前
井坂 健一 (イサカ ケンイチ)
禁煙指導者になった年 (始めた時)
平成15年9月ごろ  禁煙指導に興味を持ち始めました。
平成15年1月27日  禁煙ネット認定指導講師(初級)合格
所属
水戸済生会総合病院 4階東病棟勤務(消化器内科)
禁煙指導者を目指した理由
 禁煙指導者を目指したきっかけは、自分自身が受動喫煙の害に合い、予防線を張ることでした。 自分の身の回りは、病院関係者が多いにも関わらず、喫煙者がとても多かった。そのためか、趣味のフットサルや、 ツーリングでも煙がモクモクと立ち上っていました。そのような人生を送っていた中、偉大なる先輩A氏との出会いが きっかけでした。その先輩が体の調子を崩し、入院していたのでお見舞いに行ったところ人生のイロハを教わった。 その中で禁煙教育というものにひかれ、のめり込んでいったのが始まりでした。先輩と同じようなスキルを身につけ たいと思い、同期の看護師と東京に行き上記の講師のテストも受けた。その後は、禁煙指導のスキルを磨くために 時間を見つけながら病棟内の患者様や職場の看護師に禁煙指導を試みる毎日であった。その甲斐もあり、病棟内 23人の看護師がいるが喫煙率0パーセントが自分の自慢です。
今後の目標
 今までは、喫煙者に対して禁煙指導を行ってきました。今年に入り喫煙している家族がいる家族に受動喫煙の害な どを話してきたつもりです。しかし、現実は、なかなか難しいものがありました。被害者意識の無い被害者が多いのが 現状です。そのような方々を助けるためにも受動喫煙の危険性の指導もしていきたい。社会的にも、禁煙の必要性が マスコミなどを通じて、一般の方々も浸透してきてはいる。しかし、医療現場から生の声を届けることで1人でも多くの 犠牲者をタバコ病の患者を助けたい。また、院内で現在行っている禁煙教室も更なる充実を図りたい。
禁煙指導者を目指す方へのメッセージ
 目指そうと思ったときが「吉日」です。その日から、あなたは禁煙指導者です。指導者となるには、喫煙者であれば 自分の生活を見直しタバコの危険性を認識し禁煙する。非喫煙者であれば、受動喫煙を避けタバコの危険性を喫煙 者にお話ししてあげてください。説明をするだけでは、喫煙者は怒ってしまうケースがあります。お互いの意見の交換 から始まり「あれっ、何でタバコなんて吸っていたんだろう?」と必ず患者さんが言います。そうなったときに禁煙の具 体的方法などをお話しすれば立派な禁煙指導者の出来上がりです。私は、感謝されることが嬉しくて禁煙指導をして いるところもあります。一緒にタバコで苦しんでいる人を助けてあげませんか?
禁煙指導者やその他の活動に関するお写真があればご紹介ください。
愛媛県医師会館で行われた第2回禁煙学会にて。
遍路姿のこのかたは、日本に喫煙・受動喫煙の
危険性を伝えるため、日本縦断の決意表明をした
オーストラリア人 マーク・ギブンズさんです。
禁煙指導者もしくは、プライベートで読んだ本をご紹介下さい。
【編集後記】
 看護師の喫煙率は、30%を超えると言います。そんな中で病棟看護師の喫煙率が0%というのは驚きですね。 きっと皆さん、井坂さんの禁煙推進に対する熱心さを肌で感じ少なからず良い影響を受けているのでしょうね。 対象を患者さんのみならず、家族の方にも目を向けたりるのがすばらしいです。今後も困難はあると思いますが 頑張って続けてください。【青柳】
☆ 次は 谷口 千枝 様をご紹介 ☆
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