看護どっと合言葉  > リレーエッセイ  > No.13 禁煙指導者 谷口 千枝
皆さん、それぞれの思い、そしてプライドをもってそれぞれの看護を
実践されていることと思います。
第一線で活躍するエキスパートにご登場いただき、その思いのたけを
ぶつけていただきます。
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No.13 禁煙指導者 (リセット禁煙  認定リセッター)
名前
谷口 千枝 (タニグチ チエ)
禁煙指導者になった年 (始めた時)
平成15年 9月
所属
国立病院機構名古屋医療センター 禁煙外来 ・愛知県がんセンター中央病院 禁煙外来
禁煙指導者を目指した理由
 普通の外来パート看護師として、働き始めた職場に禁煙外来がありました。当時喫煙者だった私は、師長から 「喫煙者の気持ちがわかるでしょ!」と言われ、禁煙外来のナースとなりました。しかし、私は喫煙者。まずは自分から と、禁煙外来の患者となり、ニコチン代替療法を使って禁煙。(何度も失敗しました・・・)その後は、当時医師のみが 支援をしていた禁煙外来を、医師と看護師Wで支援していく方法に変え、看護師の行う効果的な禁煙支援法を毎回考 えていました。そのころにリセット禁煙の磯村医師と出会い、勉強させてもらうとともに、リセット禁煙公認リセッター もとりました。今年6月から開始した禁煙治療保険診療のため、ここのところリセットとは遠のいていますが、心理療法を 上手に取り入れた禁煙支援を目指しています。そのため、土日はカウンセリングスクールに通っています。
 また、自称フリーターなので、12月から愛知県がんセンターの禁煙外来立ち上げに引き抜かれ、月曜日以外はすべて 禁煙外来に携わっています。夢のような毎日・・・。
今後の目標
 今の私の夢は、すべての看護師が禁煙支援を当たり前にできるようになることです。色々考えて、研究しながら勉強 会をしまくっています。そこの場で、すべての看護師がごく当たり前に禁煙支援をするために、ポケット禁煙アプローチ シートを配り歩いています。3分でできる禁煙支援です。
禁煙指導者を目指す方へのメッセージ
患者さんが禁煙できたときに、私が必ず患者さんに聞く言葉。「禁煙できた自分って、どう???」
今日の患者さんは、ニカッと笑い、「オレって、天才!!!」と答えてくれました。
患者さんはみんな、キラキラしていきます。自分ってすごい!!自分を褒めてあげたい!!
患者さんの自信を取り戻す姿をみて、とても心地よい気持ちになります。
禁煙支援は、おもしろいですよ〜。
禁煙指導者やその他の活動に関するお写真があればご紹介ください。
1)ポケット禁煙アプローチシート

今、病棟ナース対象に、勉強会をしながら配り歩いてます。名刺サイズで、ラミネート加工しました。
そっくりそのまま言えば禁煙支援できてしまうというシートです。
一応5分以内でできる支援なので、病棟のアナムネ時、喫煙者の方に支援する際、使ってもらってます。
最近は、お隣の東名古屋病院にも通って配ってます。

2)禁煙外来スタッフ

うちの仲間たち。みんながんばってますよーーー。
禁煙指導者もしくは、プライベートで読んだ本をご紹介下さい。
【編集後記】
 ポケット禁煙アプローチシートとは、面白い試みですね。禁煙を勧めなければいけない患者さんや予備軍の方は大勢 いますがなかなか時間を割くことが難しいと思います。でも、これならちょっとした時間を有効に利用できそうです。 数分の介入でも禁煙指導は有効と大阪府立成人予防センターの中村正和氏らも言っております。ぜび、進めていただ きたいです。また、谷口さんが自ら禁煙し、今では禁煙外来をしょって立つ存在になっておられます。まさに禁煙支援の サクセスモデルですね。これからも頑張ってください。【青柳】
☆ 次は 久保田 聰美 様をご紹介 ☆
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