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<学会・イベント訪問記>

第73回日本循環器学会総会・学術集会
寄稿
誠潤会城北病院
看護師 青柳幸江

訪問日 2009年3月20日~22日
会期:2009年3月20~22日
会場:大阪国際会議場・リーガロイヤルホテル・ホテルNCB
会長:堀 正二 大阪府立成人病センター総長
日本最大の学会と言っても過言ではない日本循環器学会総会・学術集会。この学会の医師会員数は数万人、とにかく参加者も会場のスケールも大きく、各会場は満員状態で、ポスター会場は歩くことが困難な状態であった。セッションの内容はガイドラインに関することから臨床に関 するものまでと幅広く、時間も7時30分(朝食付き)から20時近く(夕食付き)までやっていた。またコメディカルは医師より安い参加費でプログラム付き、全てのセッションに参加可能で、コメディカルにとってはうれしい学会のひとつである。
医師がメインで発表するセッションは殆どが英語。発表者、聴衆が全員日本人でも英語。なんで?と誰もが思うことであるが、私には理由が分からない。私はコメディカルセッションを中心に回ったが、心リハに関する発表が多かった。その他感じたことは、いつも言っていることだが、「血管」に関する関心が非常に低いことである。「循環器=心臓」と考えている人が多く、動脈・静脈・リンパ疾患に関する発表は1割以下。今後血管に関する演題が増えることに期待したい。
展示会場では多くの製薬会社、医療機器メーカーがブースを作り新しい情報を配信、しかも毎年うれしい粗品(フラッシュメモリー、タンブラー、ガイドライン、ペンライト、文房具セットなど)をたくさん配っているのだが、今年は不況の影響かボールペンやメモ用紙ばかりだった。来年は京都で開催される予定。学会開催3ヶ月前には近くのホテルは満室になるため、参加を予定される方は宿の予約をお早めに。