<看護師~ひと~> インタビュー&お仕事紹介
大阪府済生会千里病院 看護師・呼吸療法認定士 能島 由美さん 訪問日 平成19年9月20日 |
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【病院の概要と本人紹介】
済生会千里病院は、千里救命センターと合併、新築移転した343床(一般病床300床/うち開放病床10床、救急病棟31床、ICU12床)の病院である。
阪急千里駅に程近い非常にきれいな病院だ。手入れの行き届いた庭園に囲まれ緑が多い印象を受ける。
救命センターがあるため救急車の出入りがあるもののうるささは感じない。
そんな病院で勤務する看護師/呼吸療法認定士の能島由美さんを取材して来ました。
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患者さんのよき相談役 確かな知識と技術、そして患者さんが「いつ」が一番つらいのかをわかってあげられるため、信頼が厚い。 患者さんのよき相談役である。現在は循環器病棟だが以前は、喘息の治療に関わっていた経験がある。 個人的な指導は可能だがそれでも限界はある。「喘息教室」を開きもっと多くの患者さんに知識を伝達する機会が欲しいという。 以前は、禁煙外来の立ち上げにも関わった経験がという。このバイタリティには頭が下る。 笑顔が魅力の能島看護師 話を聞いていると、とにかく患者さんを乗せるのがうまい。 ピークフローを一緒にしている時に「やった~!最高記録でました。すご~い」「お星様つけましょ☆」と常に患者さんを誉めていました。 それでいて、「足はちゃんと床に付けてくださいね」「肩幅まで広げましょう」と見るところはしっかり見ている。 肺機能の検査は、検者の声かけで数字が変わってくると呼吸機能検査の専門家である自治医科大学の宮沢検査技師に聞いたことがある。 そのため、患者さんの本来の力を十分に引き出すことが出来る技術が必要なのだ。 記者である私も呼吸療法認定士であるが、能島さんの技術には舌を巻く。 吸引中の能島看護師 気管切開をしている患者さんの吸引中。「カフの管理がうまく行かなくて・・・」と頭をひねる。 そんなときでも、患者さんにはやさしく「ごめんなぁ、ちょと痰取らしてなぁ」「つらかったなぁ。もう終わったで」と声をかける。 医療従事者に必要なスキルはいくつもあるが、知識や技術の元になるものとして「やさしさ」がある。 能島さんのような看護師が増えることを心から願う。 |
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【泉工医科工業のケンドール レスピフロー】 道具を安全にきちんと使えるのも医療従事者の大事な技術。私は、このシステムを知りませんでしたので紹介させていただきました。 積極的に学会などに出かけ、いいものがあれば病棟などに提案する。そんな力も必要です。 |
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【勉強会の様子】
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«能島 由美さんにインタビュー»
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【病棟風景】 7階 循環器病棟
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【編集後記】
能島さんと、初めてコンタクトをとったのはいつだったか覚えていませんが、 ネット上で呼吸療法やら禁煙支援を積極的にやっている看護師さんと言うことだけは、強く覚えていました。 今回の取材では伝わらなかったかもしれませんがバイタリティあふれる人でそのパワーがどこから出てくるのか想像がつきません。 私は、少し英語を勉強したことがあるのですが言い訳すると忙しい勤務でなかなか勉強が出来ませんでした。 私は能島さんに非常に期待をしています。僕が出来なかった「夢」をかなえてくれるんじゃないかと。 ちなみに彼女のTOEICのスコアは、僕の倍です。僕がイマイチなのか彼女がすごいのかは想像に任せます(^^)
あおやぎ
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